よくある質問

ここでは当自剛天真流抜刀術保存会に関する、よくある質問を説明しています。


《刀について》              《技の種類について》   《怪我》                 《斬試》                
《居合と抜刀術の違い》 《正座帯刀について》   《福岡以外での場所について》


《刀について》
  当自剛天真流抜刀術保存会では普段から”真剣”による稽古を行っています。
初心者であっても”真剣”による稽古を原則としています。
かと言って”絶対”ではなく、あくまでも”推奨”です。
”模擬刀”で稽古をしている人もいます。

それと、自分専用の刀を持つことを推奨します。最近の脳科学によると、「道具(ここでは刀)が体の一部になる」事が立証されているとの事です。自分の刀を持てば、スムーズに抜刀・納刀が出来るようになります。逆に、他人の刀を使用したりすると怪我の原因にもなります。
野球のイチロー選手は絶対に他人のバットやグローブに触らないそうです。 理由はバットを持つ感覚が狂うからだそうです。ある脳科学者はこの認知能力を「道具身体化」と定義しています。

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《技の種類について》
   自剛天真流の技は10本です。少ないのでは?というご意見があるのも事実です。
自剛天真流では正規の10本以外にも幾つか技がありますが、
これらはあくまでも「正規の10本」に対する「応用編」であると考えています。
例えば正規の「三方斬」は立ち技ですが、正座からの”座り技”としての「三方斬」もあります。
「応用編」も時々稽古しています。


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《怪我》
   怪我をする事はあります。

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《斬試》
   斬試は年に1〜2回程度行います。畳屋さんから古い畳表を買い求め、巻いてから一晩水に浸けたものを使用します。 中心に竹刀の竹を入れることもあります。竹があるからと言って切れ味が変わることはありません。

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《居合と抜刀術の違い》
  自剛天真流抜刀術はその名の通り抜刀術であって居合ではありません。 居合抜く迄が居合としての醍醐味であって、一旦抜いた後は単なる剣術となります。
一方、抜刀術刀の扱い方を訓練し、手を慣らすのが目的です。 剣術が術として体系化されたのは江戸時代になってからですが、 この時代、武士と雖も自由に刀を抜くことは出来ませんでした。 そして唯一武士が堂々と刀を抜くことが出来たのが抜刀術居合の稽古の場合でした。

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《正座帯刀について》
  普通、正座で座敷に座る場合、基本的には、刀は帯から外して体の横に置くのが礼儀です。
しかし、当流派を含めて多くの流派で、正座抜刀をごく普通の技として行っています。
正座の状態で帯刀する場があるのだろうかという疑問を誰しもが抱きますが、
当流派の場合の回答は「上意討ち」です。
この「上意討ち」の場合は、正座帯刀で相手と向き合うそうです。
又、自分の左側に刀を置いて座ることを抜き打ち座と呼びます。

映画「たそがれ清兵衛」でも上意討ちのシーンがありました。
また、薩摩藩御留流「示現流」の流祖である東郷重位は十余の「上意討ち」を行ったそうです。
このように、「上意討ち」もまた、武士として特に剣術で生きる武士には必須の技であったようです。

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《福岡以外での場所について》
  自剛天真流抜刀術は福岡藩黒田家の御留め流でしたので、福岡以外で自剛天真流抜刀術を教えている所はありません。

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